学問のすゝめ

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

有名な言葉です。

人は生まれつき身分や能力に差があるのではなく、差が生まれるのは、「学ぶか、学ばないか」だけである。と主張されました。

福沢諭吉の「学び」とは、受験勉強や、暗記だけの勉強ではなく、「理論的に考える力」、「世界の仕組み」、「政治、経済、科学」、「自分の頭で考え判断する力」、「責任を取る力」を身につけることが学問だと言われました。

学びが必要な理由

学ばなければ他人に支配される。無知な人は役人にだまされ、権力に従うだけになり、経済的に搾取されてしまう。学びは自由を守るための武器であり、学びは身分差を壊す力を持ち、知識と能力で人は評価されるものである。

当時の日本は、幕藩体制が崩壊し明治維新初期で、西洋諸国がアジアを植民地化し、日本も学ばなければ滅びる状況であった。しかし庶民の多くは教育を受けていなく「お上に従えべいい」という価値観で、身分意識が根強く残っていた。そして学問のすゝめが社会に与えた影響は、教育の大衆化が進み庶民が「学んでいい」し「学ぶべき」と自覚するようになり、寺子屋から学校教育へと義務教育の思想的なものとなった。

独立自尊とは、他人に任せない、権威に盲従しない、自分の人生は自分で切り開くことです。

学ぶことは、今を自分らしく生きるために大切な力であり、自分の頭で考えられる人になろうという事です。疑問を持つ、比べる、理由を考える、自分の意見を持つこと。学びは出世のためだけではない、人として自立するためのものである。

もう一度学びの原点を

時を重ねて、今まで学んできたことに頼りがちになっていました。今から学ぶことが遅いのではないかと思ったりもします。学んだことが無駄になるとか、時間がないという理由で学ぶ意識が薄れてきたように感じていました。「学問のすゝめ」を理解していつまでも学んでいこうとあらためて思いました。