心の健康を知り、選手を守る必要があります。

スポーツ選手の心の健康を守ることはスポーツが素晴らしいものになるためには欠かせないものです。

もともと子どものころ、遊びから始まり、楽しかったはずのスポーツが、だんだん学年が進むと高度な競技性を追求する活動になり、コーチから厳しいことを要求されるようになります。「遊びではないんだぞ」など、怒られながら取り組むものに変わってしまうことがあります。本人自身が指導方法に納得できて耐えうる心があるならばいいのですが、まだ心の準備ができておらず、精神的に追いつかないまま競技レベルが上がると、たくさんの犠牲を払って心の健康が保てなくなり、続けていくことができなくなることがあります。このような時の症状は、今までの取り組む姿勢とは真逆に、練習に行きたくないなど意欲がなくなり、練習に向かう途中に、嘔吐や、お腹が痛くなったりと様々な心身の症状が表れてきます。特に我慢強く自分に厳しいタイプの選手はプレーヤとして素晴らしく成長する要素を持っているのですが、心の不調になり健康になれないと、自分を責めたり、近くの親やコーチなどに助けを求めないことでさらに状態が悪くなっていきます。普段弱音を吐かない我慢強い人が危険なのではないでしょうか。実は恥ずかしながら自分の子どもがこのような状況になってしまい、早く気が付いてあげられなかった自分を後悔しています。そしてスポーツ精神医学の先生に診てもらう方法もあったにも関わらず適切な対応をしてあげられなかったことに情けないと思っています。当時の自分には心の変化に気を付けてあげなければいけないという意識と知識がありませんでした。

プレーヤーのメンタルを支えるという事は、精神的なケアーの重要性を知る必要があります。

親や周りが思っている以上に、特に子供など若い選手は心のサポートを必要としています。現代のスポーツ選手の競技技術の進歩は目覚ましいものです。現代の選手が求められているスキルや選手本人の目的意識が高くなっているため、選手の体と心の負担が大きくなっています。選手のレベルも高く、将来が有望視できている選手ほど、選手の心と体のケアーを必要としているのです。スポーツにおいて大きな問題は怪我の予防と怪我からの復帰や継続すること、そして今回の内容の心の健康です。この心の健康の予防とケアーが必要であり、この必要性をスポーツに関わる全ての人に理解してもらいたいのです。このことをに真剣に取り組まないと競技スポーツを続けていくことは難しいのです。

選手の感情を本人自身が無視しないように、感情を我慢しないでください。

スポーツを真剣に取り組むと色々な局面に遭遇します。昨日までレギュラーでチームの中心だと思っていたら突然レギュラーから外されてすごく悔しいのと同時に親や周りからの期待に応えられないつらい気持ちや、努力しているのに自分の限界を感じてしまう。そのような時に誰かに相談したり、弱音をはいたり号泣したりできるのであれば少しは解決するのかもしれません。しかし優秀な選手のほとんどは、我慢強く自分で解決しようとしてしまいがちです。一見強そうに見えるのが実は危険なのかもしれません。このように自分の感情を抑え込み内面にためてしまい、その状況が続くと心身の不調になってしまいます。比較的軽い怪我などは休養を取ればほとんどの場合回復するでしょう。しかし一度傷ついた心を基に戻すことはとても大変な事なのです。競技スポーツをやめてしまう理由のほとんどがこのような事ではないのでしょうか。スポーツすれば肉体が疲労しますそれと同じだけ心も疲労します。体の休養と同時に心の休養が必要なのです。

自分に合ったリラックス方法モチベーションを与えてくれるものを見つけることが大切です。

今日の試合で辛く心のエネルギーを消耗したらその日のうちに、誰かに話をすることが大切です。自分の気持ちを聞いてくれるひとでその人に話をすることで少し心が軽くなれたらとてもいいです。そして心の変化に身近な人が気が付いてあげてほしいです。そして出来る事なら自分でリラックスできる何かを見つける事が大切だと思います。好きな本やDVDを見たりゲームや昔の友達と話すなど競技の事を忘れる事ができる楽しめるものをみつけたいです。

そして最後にどうしても解決できない身体的な症状が表れたときはスポーツ精神医学の先生に相談してください。